じっくりと利益を重ねていきたい時に有効なダランベール法

ハイローラーならともかく、一般プレーヤーは一気に儲けることよりも、日々のプレーの中で少しづつ利益を貯めていければ良いと思っているものです。そんな一般プレーヤーに適した攻略法があり、それが「ダランベール法」です。ダランベール法という名前は、18世紀にこの攻略法を生み出した数学者の「ジャン・ル・ロン・ダランベール」に由来します。

ダランベール法とは

ダランベール法では始めに基本のベット額を決め、勝つとベット額から1単位を減らし、負けると1単位を増やします。なお、ダランベール法を使用するゲームは勝率が50%、配当が2倍のゲームです。例えば、ルーレットの赤・黒ベットやバカラなどが適してします。

ちなみに、ダランベール法の基本になっている理論は「大数の法則」です。例えば、サイコロを振った時に出てくる目は1~6まで6通りがあります。当然、1~6まで何が出るか分かりません。5回振った時に5回とも「6」の目ということもあり得ますし、10回振った時に1回も出ない目があるかもしれません。

ところが、そのサイコロを1,000回も降っていると、自然と1~6までどの目においても出た回数が同じになってきます。これが大数の法則です。オンラインカジノのゲームでも、勝負を数多くこなしている内に、勝ち数と負け数がほぼ同数になってくるものです。

ダランベール法の進め方

基本ベット額を5ドルとし、1単位を1ドルとしてプレーしたとします(〇:勝ち、×:負け)。

・1回目:×
 基本の5ドルをベットします。
・2回目:×
 1回目に負けたので、ベット額は1ドルを足した6ドルになります。
・3回目:×
 2回目も負けたので、ベット額は7ドルにアップします。
・4回目:〇
 3回目も負けたので、ベット額は8ドルになります。
・5回目:×
 4回目に勝ったので、ベット額は7ドルに下がります。

このような方法を10回続けて以下の結果になりました(カッコ内は累計損益)。

・1回目×:5ドル(-5ドル)
・2回目×:6ドル(-11ドル)
・3回目×:7ドル(-18ドル)
・4回目〇:8ドル(-10ドル)
・5回目×:7ドル(-17ドル)
・6回目 〇:8ドル(-9ドル)
・7回目 〇:7ドル(-2ドル)
・8回目 〇:6ドル(+4ドル)
・9回目×:5ドル(-1ドル)
・10回目〇:6ドル(+5ドル)

上記の例は単位を1ドルにしてありますが、資金的余裕があれば単位を上げてもシステムは変わりません。

ダランベール法のメリット

ダランベール法の主なメリットとして以下の3つが挙げられます。

1.勝ち負けのバランスを図ったベット
ダランベール法は勝った時にベット額を減らし、負けた時にベット額を増やすことで、収支のバランスが図られています。大勝ちはできなくても、増減を繰り返しながら最終的に利益を残すことを目的としています。そのため、ダランベール法は短期ではなく長期のプレーに適した手法です。

2.ゆとりを持ったプレーが可能
勝っても負けても資金の移動は1単位です。従って、資金の増減が緩やかになり、じっくりと収支を考慮しながらゲームを進められます。また、資金の減り方が少ないということはローリスクということになり、ゲームをしていてもプレッシャーを受けずに済みます。このプレッシャーを受けないことが感情的なベットを抑制することにも繋がります。

3.少ない資金でプレーが可能
ベット単位が常に1ということは、それだけ資金の負担が小さいことを意味しています。つまり、高額な軍資金を必要としません。

ダランベール法のデメリット

ダランベール法のデメリットには以下の2つがあります。

1.連敗が続くと厳しい回収
ダランベール法のベット額は負けると1単位アップ、勝つと1単位ダウンします。従って、連敗した場合は、損失したベット額を1回の勝ちゲームだけで取戻すことができません。連勝することで少しずつ損失分を回収していくしかありません。

2.不向きな短期戦
ダランベール法は勝ちゲームと負けゲームのベット額の差が小さいため、一気に負けない代わりに、一気に高額な勝利金を得るということができません。つまり、短期決戦には適さないことから、ハイローラ-向きの攻略法ではありません。

ダランベール法とマーチンゲール法の違い

ダランベール法とよく比較されるのがマーチンゲール法です。マーチンゲール法は1回勝つと損失分を全額取戻せますが、連敗した時の損失額が急激に膨らみます。仮に、5連敗した時のベット額と累計損失を比較すると以下になります(左:ダランベール法/右:マーチンゲール法)。

・1回目:1ドル(-1ドル)/1ドル(-1ドル)
・2回目:2ドル(-3ドル)/2ドル(-3ドル)
・3回目:3ドル(-6ドル)/4ドル(-7ドル)
・4回目:4ドル(-10ドル)/8ドル(-15ドル)
・5回目:5ドル(-15ドル)/16ドル(-31ドル)

まとめ

ダランベール法は勝った時でも、負けた時でも1単位をベット額から増減させるシンプルさが特徴です。その特徴からローリスク・ローリターンになっており、攻略法を初めて使用する初心者向きの手法と言えます。