カジノが破綻すると恐れられているモンテカルロ法

ギャンブルには様々なものがありますが、その多くは長い歴史を辿っています。そして、誰しもが勝つためにギャンブルを行っており、多くの人が長い経験を基にして勝つための策略を練ってきました。その結果、様々なギャンブルで攻略法と呼ばれるものが作られていますが、オンラインカジノでも攻略法があり、その一つが「モンテカルロ法」です。

モンテカルロ法とは

モンテカルロ法という攻略法は第二次世界大戦中に、アメリカの核物理学者が考案した手法とされています。実は、モンテカルロ法という名前が付けられたことには逸話が残されています。あるプレーヤーがモナコのモンテカルロにあるカジノで、この攻略法に基づいてベットを続けました。その結果、そのカジノは大損害を被って潰れてしまいます。以降、モナコではその攻略法の使用が禁止されたという言い伝えからモンテカルロ法と名付けられたという逸話ですが、真偽のほどは定かではありません。

モンテカルロ法の特徴は筆記用具が必須ということです。従って、手間がかかるため、ランドカジノより自宅でプレーできるオンラインカジノに適した手法と言えます。そして、モンテカルロ法は一定の数式に沿ってベット額が決まりますが、マーチンゲール法のような次から次へと倍額のベットになるわけではありません。結果として、大きなリスクを抱えることが少ないというメリットがあります。

なお、モンテカルロ法に適したゲームは配当が3倍(勝率が3分の1)のゲームであり、ルーレットのダズンベット(1ダース12点賭け)やカラムベット(1列12点賭け)などが有効です。

モンテカルロ法のベット方法

モンテカルロ法では1回目のベットをする前に、紙に「1、2、3」という数字を書いておきます。そして、ゲームが進むごとに、数字を加えたり削除したりすることでベット額が決まります。

仮に、基本ベット額を1ドルとしてゲームを進めると、ベット額は以下になります。

・1回目:4ドル/負け
 数列の両端の数字を足したものがベット額になります。1回目は事前に「1、2、3」と書いてあるため、4ドル(1+3)をベットします。

・2回目:5ドル/負け
 1回目に負けた場合は、数列の右端に前回のベット額を記入します。1回目のベット額は4ドルだったので、数列は「1、2、3、4」となります。従って、2回目のベット額は5ドル(1+4)です。

・3回目:6ドル/負け
 2回目も負けた場合は、数列が「1、2、3、4、5」に変わります。従って、3回目のベット額は6ドルです。

・4回目:7ドル/勝ち
 3回目も負けると、数列が「1、2、3、4、5、6」になり、ベット額は7ドルです。

・5回目:7ドル/勝ち
 4回目に勝つと、数列の両端の2つの数字を削除します。つまり、「1、2、3、4、5、6」の数列の左側の「1、2」と右側の「5、6」を消します。残る数字は「3、4」です。従って、5回目のベット額は「3」と「4」を足した7ドルです。

・6回目:リセット
 5回目も勝つと、残っている数字が「3、4」のため、削除する数字が無くなります。数字が無くなると、モンテカルロ法が終了となります。ゲームを続ける場合は、1回目から改めてスタートします。

モンテカルロ法の収支結果

上記の収支結果は以下になります(左:ベット額/右:累計損益)。

・1回目(負け):4ドル/-4ドル
・2回目(負け):5ドル/-9ドル
・3回目(負け):6ドル/-15ドル
・4回目(勝ち):7ドル/-1ドル
・5回目(勝ち):7ドル/+13ドル

3回目まではベット額分が累計損失になりますが、4回目に勝つとベット額の2倍が得られるため(14ドル)、-1ドルまで損失が減ります。5回目に連続して勝つと、収支がプラスに転じます。数列が無くなった時はモンテカルロ法が成功したことになり、収支は必ずプラスになっています。

モンテカルロ法のデメリット

モンテカルロ法のデメリットには以下のことが挙げられます。

①いちいち計算する手間がかかる。
②テーブルリミットによって損失になる可能性がある。
③2倍配当のゲームでは利益が出るとは限らない。

モンテカルロ法では、各回ごとに数字の加減をしなければならず、正直面倒くさいといえます。また、数列が消えるまで複数回勝たないと負けを取り戻せないため、長期戦になることがあり、その場合はテーブルリミットに引っ掛かることが起きます。

一般的に、テーブルゲームにはベット額を制限するテーブルリミットが設定されています。従って、ベット額が上限額を超えるようになるとベット額をリセットしなければならず、モンテカルロ法を完了できない内にゲームが終わってしまいます。

まとめ

モンテカルロ法は理論上では、システムが完了すると必ず勝てる攻略法ですが、完了できないとマイナス収支のまま終了することになります。特に、完了できない危険性のあるのが、テーブルリミットの存在です。そこで、ベット額の単位を1ドルから0.1ドルに下げる方法がありますが、その場合は長期戦になる可能性があり、相応の資金が必要になります。なお、負けが込んでもやり遂げる強い意志が無いと成功しません。